モンテ・クリスト伯に感情移入したマリーアントワネット
泣きました。大号泣でした。
モンテクリスト伯です。
復讐。
モンテ・クリスト新海にとって、復讐は最後の最後まで華麗な復讐劇であり、至福だった。
裏切られても、好き。
恋愛だから。
好きってだけでなにもかも許せる
そんな自分が1番許せない。
過去に好きだった人をいつまでも夢中で追いかけるほど頭は悪くなくて、でも心は未だに好きな人への愛に囚われている。
1度裏切られた。
絶対に復讐する。
愛していた人も、私の邪魔をした人も、私を1度殺した人も、愛していた人を不幸にした人とも、愛していた人を幸せにした人も、許さない。
その中に私が含まれようとも、許さない。
なぜなら、
愛していたから。
復讐をして幸せになれるはずがないことはわかっている。
復讐をせずにそのままやり直せばまた結ばれたかもしれない。
そんなことはわかっている。
しかし、求めているのは幸せじゃない。
自分だけの至福だ。
自分を含めた私を不幸にした人全員で地獄に落ちること。
それが、私1人だけの至福だ。この上ない幸せだ。
死んだっていい。怖くない。死ぬ事よりも苦しい事を経験してきたからだ。貴方たちの手によって。
貴方達を不幸にしたいわけじゃない。
何故かって
私がどんな手を下したって、貴方達は私程の恐怖を感じる事はないし、不幸になることもない。
なんて酷いんだろう。
もう二度と戻れない。進むしかない。それには全てに美しく勝つしかない。
最後に
モンテ・クリスト新海は、
やっぱり愛は勝つんだ。
と今まで笑うことも泣くこともなかった、何もかもを信じなくなった新海が、涙目で切ない表情をしながらこう言った。
恋愛だから。
好きってだけでなにもかも許せる
そんな自分が1番許せない。
きっと彼は愛そのものしか信じることが出来なくなった。
愛は勝つ。
愛でたし愛でたし